
孫崎さんは、「そもそも今日日本では、安全保障や外交で、"勝利を得るには・・・・・・"の発想すらないのではないか」という。そして「情報に金を惜しむな、人を大事にせよ」と。
「イラン・イラク戦争(米国の変化)」「ベルリンの壁の崩壊(ハンガリーの動き)」「ニクソン訪中(ベトナム関連)」「フォーリンアフェアーズ誌」「9・11同時多発テロ(情報はあったがブッシュ動かず)」「米国情報機関の対日工作」「評価されていた日本の湾岸資金協力」等々。
具体的な事件について、なぜ予測ができたり、できなかったか、見逃したのか。――インテリジェンスとは何か(行動のための情報)を示している。