
「自分はこういうふうに生きている」「きみはどうか」――それが私にとっての哲学だと鶴見さんはいう。
「普通の家庭だと子供を一人ぼっちにしない、子供に失敗の悲しみを味わせないことが親の愛だと思う(思いがちだ)が、一人で生きられる力をつけさせることが子供を育てるということだ」
「友達万能時代(友達100人できるかな・・・)。一人になるということに対する耐性・免疫がない。つながりたいといつもケータイ、メール」
「成績がいいということと、頼りになる人間とは違う」「ひらめきがあって持久力もある人はいま少ない」「現役ということ」
「理屈や言葉だけでなく、実行する人を評価する、生活に密着した行動する人を」
対話とは、こういう人生の生の重い言葉にふれられる喜びだ。