太田あきひろです。

最後の日曜日。埼玉を駆けています。

菅政権になっても民主党の迷走が続いています。

「ローマは一日にして成らず」と言いますが、そんなローマがなぜ"三世紀の危機"と呼ばれる未曾有の危機に遭遇したか。衰亡していったか。

塩野七生氏は、いま話題の著書『日本人へ リーダー篇』の中で「政策の継続性が失われた。政策の継続性の欠如こそが三世紀のローマ帝国にとって諸悪の根源であった」と指摘しています。

そしてこうも言います。
「危機の時代は、指導者が頻繁に変わる。首をすげ代えれば、危機も打開できるかと、人々は夢見るのであろうか。だがこれは、夢であって現実ではない」
「危機の打開に妙案はない。......やらねばならぬことはわかっているのだから、当事者が誰になろうと、それをやりつづけるしかないのだ。『やる』ことよりも『やりつづける』ことのほうが重要である」――。

今、日本の課題は何か。誰に聞いても、どんな世論調査でも明らかです。第1に景気・経済の回復、第2に年金・医療・介護などを充実させて生活不安を除去してほしい――ということ。やり続けるべきことはもう明らか。

それをブレなく主張し続け、やり続けている日本で唯一の政党、それが公明党です。

  民主党は、3K問題と言われた「基地(普天間)」「政治とカネ」「景気・経済」をグチャグチャにし、隠し、間違いだらけの経済逆噴射政策をとりました。

しかも、頑張ってやり続けるどころか、逃げまくりの菅、"逃げ菅"といわれている。そして、争点そらし、争点隠しで、消費税10%アップを言い出し、「増税しても景気回復に寄与するものもある」などの世界の珍説、トリッキーな理論まで出して強弁。ところが批判をあびると、もう「公約ではない」「超党派の協議を呼び掛けただけ」と退却。ウソを並び立てている状態です。

全部、手をつけては投げ出し、結果を出さず、言い逃れに終始する。政権党には責任と結果が問われるのに、覚悟が感じられない。迷走政権だけが継続している。これではダメです。

先日も今頃になって年金制度の7原則を決める。この数年、あれほど批判しておいて、何も決めていなかったということが明らかになりました。ひどい話です。

公明党は、「やり続ける政治」「庶民の目線で政策実現の結果を出す政治」を貫く唯一の政党です。

例えば景気・経済――環境に力を入れ、エコポイント、エコカー、エコ住宅、命を守る人と環境にやさしい公共事業(学校の耐震化、太陽光発電、老朽化した公共施設の整備)、中小企業への支援強化(緊急保証制度、リスクマネーの供給、第二創業への支援)、先端技術開発への支援強化――これらはずっとやり続けてきたことです

まさに公明党は、

●中小企業対策をずっとやり続け、

●がん対策をずっとやり続け(基本法をつくり、そして昨年の女性のがん検診無料クーポンに至るまで)、

●児童手当をはじめ子育て支援をずっとやり続け、

●年金改革をずっと推進し続け、

●学校の耐震化をずっとやり続け、

●雇用対策(雇用調整助成金や訓練・生活支援給付金等)をやり続け、

●政治とカネの問題をずっとやり続け、

●沖縄の米軍基地の整理・縮小をずっとやり続け、

●文化芸術にずっと力を入れ続け、
 
挙げればキリがない。3000人のネットワークで今の日本の課題(1に景気・経済、2に年金・医療・介護と雇用)に120%狙い定めてやり続けている党は公明党です。

何もやり続けない、ウロウロ、キョロキョロの政権ではなく、庶民の生活、現場、中小企業、困っている人の側に立って頑張る公明党。全力で突き進む覚悟です。

プロフィール

太田あきひろ

太田あきひろ(昭宏)
昭和20年10月6日、愛知県生まれ。京都大学大学院修士課程修了、元国会担当政治記者、京大時代は相撲部主将。

93年に衆議院議員当選以来、衆議院予算委・商工委・建設委・議院運営委の各理事、教育改革国民会議オブザーバー等を歴任。前公明党代表、前党全国議員団会議議長、元国土交通大臣、元水循環政策担当大臣。

現在、党常任顧問。

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