
もう20数年前になる。広瀬さんの衝撃的な本を何冊も読み、誌上対談もしたことがある。広瀬さんはエネルギーの問題をずっと、研究し続け、今日に至っている。
前半は、科学的データを駆使して、二酸化炭素温暖化論を批判する。都合のよいようにするデータの取り方、短兵急な時間軸で気温というものの上下をうんぬんすべきでないこと。
偏西風やエルニーニョとラニーニャの影響、現われている寒冷化と温暖化の分析、氷河・山火事・ハリケーン・台風の分析、ヒートアイランド問題、原発の温排水問題、太陽活動と黒点の増減、水蒸気などの多要因を冷静に分析せよ、といっている。