太田あきひろです。

秋が深まっています。寒い日もあります。インフルエンザも流行しそうで注意が必要です。

 どのテレビ報道を見ても、尖閣諸島の中国漁船衝突事件、そのビデオ流出の件が飛び込んできます。"仙谷時代"とも揶揄される現政権ですが、先日の仙谷発言。「政治職と執行職のトップは責任のあり方が違う」と述べ、閣僚の責任論を否定し、鈴木久泰・海上保安庁長官の責任は免れない、そこに責任を押し付けようとしたのは大問題です。

 この問題は9月7日の衝突・逮捕から今日に至るまで、すべて政治、外交問題として扱ってきたものです。この内閣には国家の本質である「危機管理」が全くできていない。それどころか、強硬路線と弱腰(柳腰)路線がクルクル変わること、至る所に不満と不信が充満していること――ここが大きな問題です。一昨日、米国の政治関係者と話をしましたが、「数人の政治家の思いつきで物事を簡単に決めて、すぐ変更する。どういう決定プロセスで決断し、どういうプロセスで着地させるかの行動プロセスが全くない。日本にとって本当に不幸なことだ。尖閣も普天間もCO2 25%削減発言も皆同じだ」と言い、公明党の良識、賢明な姿勢に期待を寄せてくれました。本当にその通りです。日本政治の背骨から直さなくてはなりません。頑張ります。

 

プロフィール

太田あきひろ

太田あきひろ(昭宏)
昭和20年10月6日、愛知県生まれ。京都大学大学院修士課程修了、元国会担当政治記者、京大時代は相撲部主将。

93年に衆議院議員当選以来、衆議院予算委・商工委・建設委・議院運営委の各理事、教育改革国民会議オブザーバー等を歴任。前公明党代表、前党全国議員団会議議長、元国土交通大臣、元水循環政策担当大臣。

現在、党常任顧問。

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