20110318-book.JPG 中野孝次さんの既刊4冊のなかから「老年の良識」として再構成したもの。高齢社会が本格化するなかで、こうした本は今、ブームでもあるが、人間・人生に対する中野さんの洞察は深い。「欲 望の充足が幸福ではない。欲望は充たせばますます渇(かつ)え、さらに肥大する病である。死を自覚し、死をすぐそこに控えて、今ここに自分が生きているこ とを掴むこと、それが幸福なのだ」「閑暇がたくさんあるというのは、老年の最高の贅沢、天の恵みだ。何をしてもよく、何をしなくともよいというくらい、人 間の生涯で恵まれた状態はあるまい」「身心永閑こそが老年の幸福だ」「人、死を憎まば、生を愛すべし。存命の喜び、日々に楽しまざらんや(徒然草)」「人 の命は我にあり、天にあらず(養生訓 貝原益軒)」

プロフィール

太田あきひろ

太田あきひろ(昭宏)
昭和20年10月6日、愛知県生まれ。京都大学大学院修士課程修了、元国会担当政治記者、京大時代は相撲部主将。

93年に衆議院議員当選以来、衆議院予算委・商工委・建設委・議院運営委の各理事、教育改革国民会議オブザーバー等を歴任。前公明党代表、前党全国議員団会議議長、元国土交通大臣、元水循環政策担当大臣。

現在、党常任顧問。

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