20110315-book.JPG 荀子は孟子の生きた比較的安定した時代よりも抗争厳しき戦国時代。儒家の伝統の中に位置するが、天を重視したり、依存する思想とは異なりをみせる。天を 思慕して手をこまねいているよりは、人間的な能力、集団的組織力の発揮をも重視し、それゆえに規律・秩序たる礼義を唱える。「天人分離」の思想だ。
  さらに「墨子は実用主義にとらわれて礼の装飾性を理解せず、宋子は寡欲主義にとらわれて獲得欲の効用を理解せず、慎子は法律万能主義にとらわれて賢者によ る徳化の効用を理解せず、申子は権勢中心主義にとらわれて個人的知能の効用を理解せず、恵子は名辞主義にとらわれてものの内実を理解せず、荘子は自然主義 にとらわれて人為の効用を理解しない」(第21解蔽篇)と各思想への批判は厳しい。道というものは恒常性を基本として事象の変化に対応せよという。

プロフィール

太田あきひろ

太田あきひろ(昭宏)
昭和20年10月6日、愛知県生まれ。京都大学大学院修士課程修了、元国会担当政治記者、京大時代は相撲部主将。

93年に衆議院議員当選以来、衆議院予算委・商工委・建設委・議院運営委の各理事、教育改革国民会議オブザーバー等を歴任。前公明党代表、前党全国議員団会議議長、元国土交通大臣、元水循環政策担当大臣。

現在、党常任顧問。

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