国債非常事態宣言.jpg3年以内の暴落」へのカウントダウンと副題にあり、国債暴落のシナリオと、国債暴落後の日本経済、「リスク管理の基本は分散」などの備えについて述べ

 危機が迫っていながら、危機感がなく、決断しない、先送りであるがゆえに最悪のシナリオに進んでいる日本――。国債の状況・ムーディーズとS&Pの格付け機関の見方。英国キャメロン首相の財政改革(鎮火策)などを示す。

 「事業再生の基本は鎮火、実行、成長」であり、大事なことは時間軸と優先順位、まさにプロセスなのに、日本は「鎮火派=財政再建派」と「成長派=上げ潮派」の二者択一のものとして扱われることを嘆く。日本の将来の姿を凝視した展望、考え方の軸が大切だという。

 第二次世界大戦前の「隣組読本 戦費と国債」が紹介され、昭和21年の「預金封鎖」や「新円切り替え」、1988年のアルゼンチンなどもわかりやすく書かれている。

プロフィール

太田あきひろ

太田あきひろ(昭宏)
昭和20年10月6日、愛知県生まれ。京都大学大学院修士課程修了、元国会担当政治記者、京大時代は相撲部主将。

93年に衆議院議員当選以来、衆議院予算委・商工委・建設委・議院運営委の各理事、教育改革国民会議オブザーバー等を歴任。前公明党代表、前党全国議員団会議議長、元国土交通大臣、元水循環政策担当大臣。

現在、党常任顧問。

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