わたしが芸術について語るなら.jpg「未来のおとなに語る」とあるように、子どもたち、若者に千住博さんが、芸術・文化・楽しい人生について語ってくれている。若者だけでなく、私にとっても素晴らしい本。つい先日も、またこれまでも千住さんの作品を観てきたが、澄み切った心と奥行きや柔軟性を感じさせてくれた。

「美しいときれいとは違う」
「"美"とは五感すべてから吸収されて、体中に"元気"のエネルギーを流していくようなもの。生きてよかったという感性」
「五感を総動員して、動く、感ずる、感動する、泣ける」
「人生、世界も混とんたるもの」
「ラーメン情報とラーメンを食べることとは違う。匂いも、熱さも、歯ごたえも、ツルツル感、ザラザラ感・・・・・・。リアリティ。パソコンではない」
「油絵でも画集と本物を見ることとは違う」
「芸術、その共通項は何か。自分の気持ちをなんとか伝えたいと思う心が生む行為。――そして仲良くしよう。仲良くやる知恵のこと。文学も料理人も画家も音楽家も・・・・・・」
「美しいハーモニー、ピアノとバイオリン、白と黒の絵の具も、オーケストラも」
「芸術の感動は伝えたい心意気に対する感動」
「イマジネーションをコミュニケーションする」――。

本当に良い本。

プロフィール

太田あきひろ

太田あきひろ(昭宏)
昭和20年10月6日、愛知県生まれ。京都大学大学院修士課程修了、元国会担当政治記者、京大時代は相撲部主将。

93年に衆議院議員当選以来、衆議院予算委・商工委・建設委・議院運営委の各理事、教育改革国民会議オブザーバー等を歴任。前公明党代表、前党全国議員団会議議長、元国土交通大臣、元水循環政策担当大臣。

現在、党常任顧問。

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