下流社会第3章.jpgここ数年、かつては男性のものだった趣味が、「女子」の生活に浸透。居酒屋、焼鳥、登山、釣り、自転車、住宅は都心の高層マンションなどといった「アウトドア系女子」。歴史・文化遺産や寺めぐり、写真、ファッションはシンプル、住宅は日本的好みなどの「文化系女子」などがふえているという。いわば「オヤジ系女子」。消費行動も明らかに違う。

当然だろう。京大の建築学科は3割が女性だというし、私の土木系にも女子はめずらしくない時代だ。
その背景として「男女平等意識の拡大」「女性の高学歴化、働く場の拡大(それはOLでもないし、バリバリのキャリアウーマンでもなくサラリーマン女子の時代)」「私立中高一貫女子高」「父親の影響で趣味が伝授される一卵性父子の時代」「未婚者の増加」などを三浦さんは指摘する。

こんな時代に、男性並みに働きながら、一昔前の女性らしさを求められてもストレスが大きすぎるし、ムリしたら身体をこわす。

いつの間にか、元気で優秀なのは「女性」といわれるようになったが、それは元気で優秀な「女子」がまわりにあふれている時代だ。三浦さんは数多くの洞察、分析をしてくれている。

プロフィール

太田あきひろ

太田あきひろ(昭宏)
昭和20年10月6日、愛知県生まれ。京都大学大学院修士課程修了、元国会担当政治記者、京大時代は相撲部主将。

93年に衆議院議員当選以来、衆議院予算委・商工委・建設委・議院運営委の各理事、教育改革国民会議オブザーバー等を歴任。前公明党代表、前党全国議員団会議議長、元国土交通大臣、元水循環政策担当大臣。

現在、党常任顧問。

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