20120625極北ラプソディ.jpg極北市が財政破綻し、世良が極北市民病院医院長に就任。赤字建て直しのためには、悪評が立とうが、鬼にも、冷たくもならなければならない。救急もやらない。医療への甘え、病んだ社会にメスを入れようと役所やメディアと徹底して戦う世良。

そして一方、極北市からの救急も全て受け、ドクターヘリも駆使して徹底して一人を救い上げることにかける速水。一見、対極に立つように見えるが、二人に共通する激しい絶望、不器用をよしとする孤独、正義感と喧嘩と使命の自覚のなかに潜む驕り。

さすが海堂尊氏。財政破綻、医療の崩壊、ドクターヘリ、救急医療の修羅場、過疎地医療などを担う人々の使命や気概(気負いも)をダイナミックに描いている。

とにかくギリギリの社会と医療と救命の最前線を緊迫感のなかで描くリアリズムと、世良、速水、孤島の診療所で巌として働く久世医師の3人の屹立した姿勢が、迫ってくる。

プロフィール

太田あきひろ

太田あきひろ(昭宏)
昭和20年10月6日、愛知県生まれ。京都大学大学院修士課程修了、元国会担当政治記者、京大時代は相撲部主将。

93年に衆議院議員当選以来、衆議院予算委・商工委・建設委・議院運営委の各理事、教育改革国民会議オブザーバー等を歴任、公明党前代表。元国土交通大臣、元水循環担当大臣。

現在、衆議院議員、党全国議員団会議議長、東京第12総支部長、首都直下地震対策本部総合本部長、現代中国研究会顧問など。

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