航海訓練所は、日本の海上輸送を担う多くの若者が、船員に必要な知識・技能の取得、鍛錬を行う機関です。
我が国は文字通りの海洋国家。領海及び排他的経済水域は、国土面積の12倍、447万平方キロメートルにも及びます。これは世界第6位の数字です。
このなかで、海上輸送は輸出入貨物の99.7%、国内貨物輸送の約40%を担うライフラインです。
ところが、このような重要な海上輸送を現場で支える日本人船員の数は近年減少を続けております。これは安定・安全な海上輸送を確保していく上で、極めて深刻な問題。私は日頃から、現場が大事、現場を支える人を育てることが大事、と言ってきましたが、昨日はその優秀な船員の育成・確保を推進する大きな希望の日ともなりました。多くの若者が誇りを持って働くことができる、そうした海洋国家・日本を実現していきたいと考えています。頑張ります。