
11月8日、インドのヴァサン海運大臣と会談しました。
インドでは、港湾、道路、鉄道といった交通インフラの整備が遅れています。以前インドを訪問した際も、インドの要人から、おいしいマンゴーを作っても港湾、道路が未整備のため、輸出できずに悔しいとの話しを聞きました。デリー・ムンバイ間産業大動脈構想を始め高速道路や高速鉄道、都市鉄道、港湾――近年、インドでは大規模インフラ整備が目白押しです。ヴァサン大臣との会談でも港湾の整備について、日本の支援に強い期待が示されました。
インフラの輸出の推進は政権の重要施策であり、成長戦略の柱。国土交通省が重要な役割を担います。私も機会を捉えて、日本の優れた技術を外国要人にPRする等トップセールスに努めていますが、最近、成果が挙がってきています。
先月29日に開通したトルコのボスポラス海峡横断鉄道。ヨーロッパとアジアを海底でつなぐ世紀の大事業を日本の企業が担いました。また、11月に入りJR東日本を含む日本企業連合が、タイ・バンコクの都市鉄道プロジェクトのシステム・メンテナンスを一括して受注しました。日本の鉄道会社を含む企業連合が海外の鉄道プロジェクトを受注するのは初めてのことです。いずれも、日本企業が有する高い技術力、運営ノウハウが評価されました。
アジア地域では、大規模インフラプロジェクトが目白押しであり、日本企業の受注に向け、次々と手を打っていくことが重要です。日本の優れた技術力や運営ノウハウのPR、相手国の実情に即したプロジェクトの提案やビジネス事業環境整備。やるべきことは一杯あります。先頭に立って頑張ります。
