

11月9日午前、茨城県ひたちなか市で国交省や茨城県などが主催する「大規模津波・地震防災総合訓練」を行いました。
11月5日は「津波防災の日」。安政南海地震(1854年)の津波の際に稲に火をつけて人々を高台に避難させた「稲むらの火」の逸話(濱口 梧陵)にちなんだものです。
訓練会場の常陸那珂港は、東日本大震災でも5.4mの津波が押し寄せ、大きな被害が出ました。今回の訓練は、三陸沖から房総沖で大規模地震が発生し、10.7mの津波襲来という想定で実施。国、県、市のほか、港や周辺の企業で働く人など154の機関や団体から約1400人が参加、隣接の会場で開かれる防災フェアと合わせると約1万人参加の大規模なものです。
国交省も、北海道、東北、関東、北陸、中部、中国の各地方整備局からのTEC-FORCE(緊急災害対策派遣隊)や海上保安庁、気象庁など約200人が集結、情報収集や道路啓開に当たりました。
津波に対しては、まず逃げること、そして連携が大事です。今回の訓練は、陸上と海上、そして空からとの連携を実際に行い、対応を確認しました。
これからも命を守る防災対策にしっかり取り組みます。