半沢直樹――「顧客を優先し、自らの地位さえ顧みない肝のすわった仕事ぶり。知恵と努力で相手を上回り、僅かな糸口から事態を逆転に導く手腕」「どんな場所であっても、また大銀行の看板を失っても輝く人材こそ本物だ。真に優秀な人材とはそういうものなんじゃないか」「自らのサラリーマン人生を賭した。その結果、どんな事態が降りかかろうとも、半沢は決して後悔などしない。その信念と、潔さこそ、半沢直樹という男の真骨頂だ」「人事が怖くてサラリーマンが務まるか」......。
東京セントラル証券に無念の出向となった半沢はIT企業の買収を担当する。そこに立ちふさがったのが、なんと親会社の東京中央銀行だった。団塊の世代、バブル世代、ロスジェネ世代。それぞれに社会と組織の見方は確かに違うが、それをグチるのではなく、世代を突き抜けて戦え――半沢の魅力が本著でもあふれ出ている。半沢直樹シリーズの最新作。