人生は長いようで短い。「時は流れない。積み重なっていくのだ」――カナダ、アメリカ15日間の旅を学生時代(卒業寸前)いっしょにした団塊の世代の男6人、女1人の7人のエリート。いずれも順風万帆どころか波瀾万丈。それは自ら数々の流行と需要をつくり、自ら時代をつくってきた団塊の世代自身の善悪を越えた宿命ともいうべき帰着点でもある。
その時代の風景とは何か。「2015年 さまよえる活力」「2019年 年金プラス10万円」「2020年 孫に会いたい!」「2022年 孫の進路」「2025年 養護センターまで2316歩」「2028年 電気守」とその特徴を予測して描く。団塊の世代と団塊ジュニア、そして孫――時代をつくる(つくってしまう)これら3世代へのエールとも感じる。未来の新聞記事が各章に付いている。