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生涯獲得タイトル数歴代一位、全7タイトル戦で6つの永世称号を有する。すなわち永世名人、永世棋聖、永世王位、名誉王座、永世棋王、永世王将(あと1つは竜王)。「決断力」「大局観」に次ぐ著作だ。


「直感と読みと大局観。棋士はこの三つを使いこなしながら対局に臨んでいる」「直感は磨くことができる。・・・・・・短い時間の取捨選択だとしても、なぜそれを選んでいるのか、きちんと説明できるものだ。・・・・・・今まで築いてきたものの中から生まれてくるものだ」「直感とは堆く積まれた思考の束(経験の蓄積)から、論理的思考が瞬時に行われるようなものだ」・・・・・・。


棋士の世界が見えてくる。たんたんとペースを刻み、前向きで、自然体で、囚われず、忘れ、空白をつくり、見切り、無理をせず、自己否定せず、マラソンのラップを刻むように進む。思い通りにならない自分を楽しむ。名人、達人の領域だ。


「長考に好手なし」「手を渡す――将棋は他力」「一発逆転はない。願望から生み出された幻影だ」「自分の得意な形に逃げない」「持ち駒再利用は日本の将棋だけ(世界中には将棋の類似が多くある)」――人生哲学ともいうべきものだ。

プロフィール

太田あきひろ

太田あきひろ(昭宏)
昭和20年10月6日、愛知県生まれ。京都大学大学院修士課程修了、元国会担当政治記者、京大時代は相撲部主将。

93年に衆議院議員当選以来、衆議院予算委・商工委・建設委・議院運営委の各理事、教育改革国民会議オブザーバー等を歴任。前公明党代表、前党全国議員団会議議長、元国土交通大臣、元水循環政策担当大臣。

現在、党常任顧問。

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