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時は綱吉の時代。東北の小藩・香山藩とその主藩・永津野藩の確執のさなか、山が動き、村を壊滅させるとてつもない怪物が現われる。この怪物は何故生まれ、何故今、襲いかかるのか。そこには過去の怨念、人間の業、そして"永津野竜崎氏の捨て石"とされた香山藩自体の宿業があり、お家騒動も加わる。


権勢を誇る曽谷弾正、その妹の心優しき朱音、居候する用心棒・榊田宗栄、香山藩御館町の小日向直弥、壊滅する仁谷村の蓑吉や鉄砲撃ちの源一、絵師の菊地圓秀・・・・・・。


「お山ががんずいとる」――山は飢え、怒っている。それが基調音として恐怖が響く。

プロフィール

太田あきひろ

太田あきひろ(昭宏)
昭和20年10月6日、愛知県生まれ。京都大学大学院修士課程修了、元国会担当政治記者、京大時代は相撲部主将。

93年に衆議院議員当選以来、衆議院予算委・商工委・建設委・議院運営委の各理事、教育改革国民会議オブザーバー等を歴任。前公明党代表、前党全国議員団会議議長、元国土交通大臣、元水循環政策担当大臣。

現在、党常任顧問。

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