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「地方創生」を考える時に大切なのは、たんなるアイデア勝負ではなく、構造的な視点を持つことだ。人口減少、超高齢社会、大地震や大災害の切迫性、世界の都市間競争の激化、ICTなどの激変・・・・・・。こうしたなかで、我が市は我がまちはどう生き抜くか。コンパクト+ネットワーク、都市間連携による対流促進型の国土形成というのが、昨年7月にまとめた国土交通省の「国土のグランドデザイン2050」だ。もう1つ大切なことがある。それはイデオロギーではなく、冷静なデータ、数字に基づくことだ。


本書はデータ、数字に基づいている。全国を俯瞰し、歴史的な時間軸を物差しとして、いかに市町村に違いがあるか、浮沈を繰り返しているかを示している。大変参考になる。「地方消滅の虚実」「極端化する地域」「人口が減ると何が問題なのか」「新潟県に見る地域社会の現実」「地方再生は本当に可能か」「東京一人勝ちは是正すべきか」などを検証し、提言を行っている。

プロフィール

太田あきひろ

太田あきひろ(昭宏)
昭和20年10月6日、愛知県生まれ。京都大学大学院修士課程修了、元国会担当政治記者、京大時代は相撲部主将。

93年に衆議院議員当選以来、衆議院予算委・商工委・建設委・議院運営委の各理事、教育改革国民会議オブザーバー等を歴任。前公明党代表、前党全国議員団会議議長、元国土交通大臣、元水循環政策担当大臣。

現在、党常任顧問。

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