奇跡の人.jpg
「その顔を、いつも、太陽のほうに向けていなさい。あなたは、影を見る必要などない人だから」(ヘレン・ケラー)――。


ヘレン・ケラーとアン・サリバンの物語を、明治時代の青森に移し変え、弱視をかかえた去場安(さりばあん)と三重苦の介良(けら)れんの物語として描く。それにれんの初めての幼な友だちとなる盲目の津軽三味線・人間国宝となる狼野キワが加わる。何とも言えない感動が広がり、涙した。


原初的な感覚――生きるということ、人間に備わった無限の可能性、生の肯定から噴出する愛の力、最初に教えた「祈り」、差し込む光、生きる希望・・・・・・。見えざる世界を知り、感ずるところに人生が始まり、そこを開示悟入するには師弟がいる。思考が垂直に心に迫ってくる。

プロフィール

太田あきひろ

太田あきひろ(昭宏)
昭和20年10月6日、愛知県生まれ。京都大学大学院修士課程修了、元国会担当政治記者、京大時代は相撲部主将。

93年に衆議院議員当選以来、衆議院予算委・商工委・建設委・議院運営委の各理事、教育改革国民会議オブザーバー等を歴任。前公明党代表、前党全国議員団会議議長、元国土交通大臣、元水循環政策担当大臣。

現在、党常任顧問。

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