13日、4月25日にネパール中部で発生した大地震での被災者救助のため、日本の国際緊急援助隊員として現地に派遣された海上保安官から帰国の報告を受けました。
日本政府は地震発生後、直ちに国際緊急援助隊救助チームの派遣を決定。総勢70名の隊員のうち、海上保安庁からは高い救助能力を持ち、海猿として有名な特殊救難隊を中心とした精鋭14名が参加しました。
救助チームは地震翌日の26日午後にはネパールへ向け、日本を出発。現地での救助活動は、30度を超える暑さのなか、世界遺産の保護や、入り組んだ地形から当初重機が使えず、手作業でのがれきの撤去となるなど厳しいものとなりました。12日には、マグネチュード7.3の大規模な余震が発生するなど、現地は引き続き予断のできない状況が続いています。
12日には67回目の「海上保安の日」祝賀会に参加しました。今年も各国大使館、国会議員など多くの関係者が参加して盛大に開催されました。私は「海上保安庁の役割はますます重要になっている。現場の保安官の士気の高さは頼もしいばかり。体制強化に努めたい」と挨拶しました。