毎日新聞紙上で、休刊日以外は休みなく掲載された「仲畑流万能川柳」のなかから選び抜いた秀作1365句。じつに4年半、248万句から厳選されたものだ。
「肉眼じゃわからないけど痩せました」「ぐれてやる即言いかえすぼけてやる」「お掃除の人が来るから片付けよ」「きれのあるビール飲んでもきれ悪し」「死んだ気でやれば死ぬかも知れぬ齢」「夫婦してのどまで出てる名を探し」「クラス会秀才こないなぜだろう」「酔うと出る昔の栄光いまの愚痴」「寝ちゃ駄目よ1泊5万なんだから」「ストレスをくれるストレスないお方」「『話せると面倒ですよ』獣医言う」「にこやかに別れたけれど誰だっけ」「神様が時々なさるえこひいき」「ヤなことば余生晩年未亡人」「あの世にはいったい何人いるんだろ」「弱いくせネット上では強くなる」「プチ整形したらというがしてるのよ」「内容は画一なのにバラエティー」「ゴーヤ植え窓が暗くて電気つけ」「1年の内閣が言う10年後」「株上げて税上げないで利子上げて」「出生欄ふり仮名なければ読めません」・・・・・・。
とにかく面白い。客観視できる時には乗り越えている。
2月1日、甲府市で行われた公明党山梨県本部(代表=安本美紀県会議員)の新年賀詞交歓会に出席、挨拶をしました。これには高木陽介衆院議員、平木大作参院議員、長沢広明参院議員(参院選予定候補=比例区)のほか、後藤斎・山梨県知事、保坂武・甲斐市市長ら多数の来賓が出席しました。
これに先立ち、保坂武・甲斐市長から「JR中央線竜王駅周辺の渋滞解消のための都市計画道路・田富町敷島線の整備・推進を支援してほしい」との要請を受けました。
賀詞交歓会で私は、「富士山や河口湖などの観光地、中部横断自動車道の整備も進んでおり、また2027年のリニア中央新幹線開通まで11年。観光や農産品のポテンシャルが高い山梨県が更に飛躍していくために、公明党は全力を尽くす」と述べました。
21世紀は都市の時代と呼ばれ、2050年には世界の人口の3分の2にあたる60億人以上が都市に居住するといわれる。都市人口比率が10%程度であったものが、上昇傾向は加速し、アジアでは50%超になるのにわずか50~60年といわれる。
インフラ輸出に安倍内閣は力を入れ、私自身、アジア諸国に直接働きかけてきた。急速進展し、JOINもつくった。しかしいまや道路、鉄道、港湾、上下水道、電力等の個別ではなく、都市そのものをトータルで推進する、それが都市輸出だ。本書の副題は「都市ソリューションが拓く未来」だ。
しかも日本は、都市の課題を次々と解決してきた都市課題先進国であり、「都市課題解決策(都市ソリューション)の宝庫ニッポン」だという。日本の都市力はすぐれている。「都市開発――生活と文化の質を両立」「交通・TOD――鉄道・自動車・徒歩による通勤が都市の発展に貢献」「廃棄物――豊かな生活でも"ゴミ"を増やさない」「水処理――世界最低水準の無収水率(漏水・盗水が少ない)」「防災――災害リスクは高いが、備えは世界最高レベル」など、いずれも日本を取り巻く難しい環境のなかで築き上げてきたものだ。省エネやインフラの老朽化対策も急速度に進めてきている。
原田昇さん、野田由美子さん等による「都市ソリューション研究会」の第一弾が本書だが、更なる活躍を期待したい。