おれっちの「鬼平さん」.jpg「敬愛する池波正太郎さんのことを話すことは・・・・・・私にとって生涯の誉れ」という山本一力さんが、愛する「鬼平犯科帳」の中から選んだ傑作六篇。

「盗法秘伝」――秘伝を伝授しようとする老盗賊、そして鬼平の自由の満喫と粋。「狐火」――二代目・狐火の勇五郎とおまさ。勇五郎もおまさもいいし、平蔵の度量は大きい。「白い粉」――毒を盛られる鬼平。平蔵のとぎすまされた勘。「土蜘蛛の金五郎」――土蜘蛛の金五郎に、長谷川平蔵になりすました岸井左馬之助と本物の平蔵の戦いを見せるが、悪党の虚栄の裏にあるもの。「穴」――欲得の盗みではなく、身体にうずく盗め(おつとめ)の血。「瓶割り小僧」――20年ほど前、脳裡に刻まれた光景を思い出す平蔵。人はだれしも弱みがある。

没後20年、2010年に山本一力さんが、思いをこめて語ってくれている。

プロフィール

太田あきひろ

太田あきひろ(昭宏)
昭和20年10月6日、愛知県生まれ。京都大学大学院修士課程修了、元国会担当政治記者、京大時代は相撲部主将。

93年に衆議院議員当選以来、衆議院予算委・商工委・建設委・議院運営委の各理事、教育改革国民会議オブザーバー等を歴任。前公明党代表、前党全国議員団会議議長、元国土交通大臣、元水循環政策担当大臣。

現在、党常任顧問。

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