ついに東京の下町を守る「水害対策の要」の岩淵水門や志茂の河川敷にある緊急用船着場などの耐震化が完了しました。
27日、耐震化が完了したことを受けて北区荒川の河川敷に直行。河川敷や船に乗って岩淵水門等を視察しました。これには今年の参議院東京選挙区の予定候補者・竹谷とし子参議院議員と地元の大島実、青木ひろこ、稲垣浩、近藤みつのり各区議会議員が同行しました。
これまで連続的に行ってきたこれらの耐震化事業は、私が強く推進してきたものです。
第1弾として新志茂橋の耐震化。以前から道幅が狭く大型の緊急車両が通行できず、しかも耐震化していなかった志茂橋。志茂地域の指定避難場所になっている河川敷へ通じる大事な橋です。この耐震化と道幅の拡張が、13年8月に新志茂橋として完成しました。
第2弾は岩淵水門。この水門は明治43年の荒川大洪水を契機として造られました。荒川を岩淵のところで、荒川放水路(現在の荒川)と隅田川(旧荒川)に分ける水門。下流には海抜ゼロメートル地帯が広がっており、隅田川の洪水を防ぐ最重要の水門です。まさに東京の下町を守る「水害対策の要」として仁王立ちしているかのような水門で、この耐震対策が昨年の6月に完了しました。
そして第3弾は今回の志茂の荒川河川敷。この河川敷は、日頃は憩いの水辺空間でもあり、防災拠点ともなっています。ここにある緊急用船着場は、東日本大震災で河川敷のいたるところで液状化が発生。船着場としての機能が失われる恐れがあり、このたび緊急用船着場と河川敷の耐震対策が施されました。
これで岩淵水門周辺の耐震対策が全て完了。さらに緊急用船着場に防災照明が設置され、24時間緊急用船着場が使用できるようになりました。
大変寒い風が吹く中での視察でしたが、まず河川敷で緊急用船着場と防災照明について状況を把握。続いて船に乗り、水上から岩淵水門、足立区新田のスーパー堤防を視察しました。
これで荒川・隅田川の水害対策が大きく前進しましたが、さらに災害に強い安心・安全の街づくりに力を入れます。