憲法という希望.jpg憲法論議は重厚な論議でなくてはならない。2000年、国会に憲法調査会ができた時、「憲法を論ずることは国の形を論ずること」という共通の思いがあった。

本書の帯には、「気鋭の法学者がわかりやすく解説した入門に最適の一冊」とある。「さまざまな法律がある中で、憲法は、国家の失敗を防ぐための法律だ。・・・・・・今こそ、憲法に記された先人たちの知恵に学ぶべきだろう」という。

「日本国憲法と立憲主義」「人権条項を活かす」「『地方自治』は誰のものか」の各章と対談がある。憲法も時代の進展・変化のなかで見ていかなければならないのは当然だが、地盤の動きやすい上層を削り、確固たる固い岩盤がどういうものか。それを常に考え続ける憲法論議でなくてはならないことを感ずる。

プロフィール

太田あきひろ

太田あきひろ(昭宏)
昭和20年10月6日、愛知県生まれ。京都大学大学院修士課程修了、元国会担当政治記者、京大時代は相撲部主将。

93年に衆議院議員当選以来、衆議院予算委・商工委・建設委・議院運営委の各理事、教育改革国民会議オブザーバー等を歴任。前公明党代表、前党全国議員団会議議長、元国土交通大臣、元水循環政策担当大臣。

現在、党常任顧問。

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