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荒川下流域の堤防・水門の強化対策を推進――。私は荒川の水害対策に力を入れて来ましたが、14日、東京都足立区の荒川堤防の天端(てんば=堤防上部)や法尻(のりじり=堤防の外側の底の部分)の危機管理型ハード対策、さらに芝川、岩淵(東京都北区)の両水門の耐震化対策を視察しました。これには、竹谷とし子 参院議員、友利春久、中山信行(都議選予定候補=足立区)、大松あきら(都議選予定候補=北区)の各都議、うすい浩一足立区議(都議選予定候補=足立区)、青木ひろこ北区議が参加しました。

まず、足立区足立2丁目の天端・法尻の危機管理型ハード対策を行なっている現場に直行。昨年の鬼怒川堤防決壊の原因の一つは、堤防越水により法尻が削られたことです。荒川下流域は11年の国交省の緊急点検で、点検した左右両岸のうち75%にあたる33.7kmで強度や高さが不足し、対策が必要と判断されました。当時、私はすぐに国に対し、河川などの防災・減災対策の申し入れをしました。その後、私が国交大臣になり現在まで、堤防強化策を強力に推進して来ました。荒川下流域の天端・法尻の強化対策の最後の工事が今回の視察場所です。

次に芝川水門、岩淵水門(耐震化はすでに完了)の耐震化工事の現場に行き、耐震化対策を視察しました。首都直下地震の発生が台風など荒川上流の増水と重なれば、ゼロメートル地帯や地下鉄、地下街が多い東京の下町は複合災害で壊滅的な被害となる恐れがあります。北区にある岩淵水門は荒川上流の水が、隅田川に流入して洪水となるのを防ぐ、いわば東京下町を守るため"仁王立ち"する最重要の水門です。

耐震化工事は、地元だけでなく、首都東京の安全・安心にとって極めて重要です。岩淵水門は昨年の6月に耐震化工事が完了し、芝川水門は来年度中に耐震化工事が完了する予定です。

近年は雨の降り方が変わってきて、局地化、集中化、激甚化しています。「想定外」の結果を起こさないよう、あらゆる事態を想定しながら、命を守る防災・減災対策に万全の対策を打っていきます。

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プロフィール

太田あきひろ

太田あきひろ(昭宏)
昭和20年10月6日、愛知県生まれ。京都大学大学院修士課程修了、元国会担当政治記者、京大時代は相撲部主将。

93年に衆議院議員当選以来、衆議院予算委・商工委・建設委・議院運営委の各理事、教育改革国民会議オブザーバー等を歴任。前公明党代表、前党全国議員団会議議長、元国土交通大臣、元水循環政策担当大臣。

現在、党常任顧問。

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