本物のおとな論.jpg「いつまでも一人前の人間にならない大きなこどもがふえた」「それは当り前である。学校は生活を停止して知識を教え」「家庭は豊かになり、ひとりっ子がふえ"ハコ入りこども"として大事に育てられ、生活がない」という。

「大人といわれる人はそれぞれのスタイルをもっている。スタイルのない生き方をしているのは大人ではない」「落ち着いた声で話すのが大人である」「ハダカのことば、むき出しのことばは・・・・・・よくないことばである。ことばを慎む――それが大人である」「大人にはたしなみが必要。敬語はことばのたしなみである」「ハコ入りはハコから出さなくてはいけないというのが大人の知恵である」「学校出は多く、苦労が足りない・・・・・・人間がわからない。心が冷たい。自己中心的で幼稚である。知識と智恵を混同している・・・・・・あわれな知性の貧困である」「エスカレーターでなく、階段が大人をつくる。いまの教育はエスカレーターのようなものである。知識(教育)だけでは人は育たない。苦労という月謝が人を育てる」「文化はウソ半分、である。ウソのうまくないのは、幼い文化、幼い人間である」「相手を大切にするのが大人である」「A級人間は試行錯誤する。模倣は易く、失敗は難し。知識は安く、生活は貴重。B級の優等生よりA級の劣等生の方がすぐれているのである」・・・・・・。

中年になっても大人になれない人が少なくないことが問題だと、静かに説く。

プロフィール

太田あきひろ

太田あきひろ(昭宏)
昭和20年10月6日、愛知県生まれ。京都大学大学院修士課程修了、元国会担当政治記者、京大時代は相撲部主将。

93年に衆議院議員当選以来、衆議院予算委・商工委・建設委・議院運営委の各理事、教育改革国民会議オブザーバー等を歴任。前公明党代表、前党全国議員団会議議長、元国土交通大臣、元水循環政策担当大臣。

現在、党常任顧問。

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