コンビニ人間.jpg子どもの頃から風変わりな女性、古倉恵子。36歳、未婚、大学卒業後もずっとコンビニでバイトをして18年目。恋愛経験もなく、食事もコンビニ食。同窓生から不思議がられてもマニュアルの存在するコンビニでの「部品」としての日常が安定をもたらしている。そこに新入りの男性・白羽がやってきて、奇妙な同居生活に至り、周りからは、やっと"人並み"と祝福を受けるが、恵子の違和感はぬぐえない。

この社会で"異物"として、はじき出される人間とは。"普通"とは、"正常"とは。制度化され、マニュアル化され、部品となる人間の同調と違和感をくっきりと描き出すとともに、個性と病理のはざまをも王手飛車のようにあわせて描いたきわめて面白い作品。

プロフィール

太田あきひろ

太田あきひろ(昭宏)
昭和20年10月6日、愛知県生まれ。京都大学大学院修士課程修了、元国会担当政治記者、京大時代は相撲部主将。

93年に衆議院議員当選以来、衆議院予算委・商工委・建設委・議院運営委の各理事、教育改革国民会議オブザーバー等を歴任。前公明党代表、前党全国議員団会議議長、元国土交通大臣、元水循環政策担当大臣。

現在、党常任顧問。

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