91E21H6yNnL.jpg幼子を事故で亡くし、自責の念を拭い切れず自棄になった男・凸貝二美男。縁あって姪の汐子と東京・下町の小さなアパートで暮らすことになる。そのアパートの住民や近くの剣道教室の人々は、いずれも庶民的な好人物でそれぞれ心に傷をもっている。そこで事件が発生――。剣道の嶺岡家の騒動、池で見つかった頭蓋骨、汐子と実母・・・・・・。

ウソや思い込みや勘違いが、背負った人生の底から噴き出し、喜劇的にもなる。コメディ風のミステリーだが、今なくなりつつある東京・下町の人情ものでもある。だからこそ、汐子の率直な関西弁が、物語りに心持ちよいリズムをつくっている。

プロフィール

太田あきひろ

太田あきひろ(昭宏)
昭和20年10月6日、愛知県生まれ。京都大学大学院修士課程修了、元国会担当政治記者、京大時代は相撲部主将。

93年に衆議院議員当選以来、衆議院予算委・商工委・建設委・議院運営委の各理事、教育改革国民会議オブザーバー等を歴任。前公明党代表、前党全国議員団会議議長、元国土交通大臣、元水循環政策担当大臣。

現在、党常任顧問。

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