日本史の内幕.jpg日本史にはたくさんの謎が潜んでいるし、勝者の歴史となっていることは否めない。磯田さんは、「日本史の内幕を知りたい。そう思うなら、古文書を読むしかない」と、15歳の頃からずっと古文書を見つけ、解読してきた。きわめて面白い。

「沼津市にある高尾山古墳は卑弥呼と全く同世代の"初期古墳"(初期古墳を護れ)」は、国交大臣の時の話で私もかかわった。「秀吉の天下統一に本願寺が協力」「『殿、利息でござる!』の浅野屋甚内と穀田屋十三郎の感動的な"慎み"」「三方ヶ原の戦いでの織田援軍の人数」「豊臣の金銀の行方」「水戸は"敗者復活"藩」「築山殿と家康の関係」「井伊家と松下嘉兵衛と秀吉」「秀吉は秀頼の実父は疑わしい」「庶民が実学を学んだ"寺子屋"文化の財産」「我々は『本が作った国』に生きている」「龍馬の書状発見」「"民あっての国"山田方谷(総じて天下のことを制するものは、事の外に立って事の内に屈してはならない)」「日本の人口が世界シェアの最高になったのは綱吉の時代(6億人中3000万人)」「中根東里と司馬遼太郎」、そして「災害と日本人」・・・・・・。いずれも興味深く、「日本人と歴史」の重さがじわっと突き上げてくる。

プロフィール

太田あきひろ

太田あきひろ(昭宏)
昭和20年10月6日、愛知県生まれ。京都大学大学院修士課程修了、元国会担当政治記者、京大時代は相撲部主将。

93年に衆議院議員当選以来、衆議院予算委・商工委・建設委・議院運営委の各理事、教育改革国民会議オブザーバー等を歴任。前公明党代表、前党全国議員団会議議長、元国土交通大臣、元水循環政策担当大臣。

現在、党常任顧問。

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