レッドリスト.jpg衝撃的、人類の存亡をかけたド迫力サスペンス。東京で次々起きる原因不明の感染症、多数の行方不明者、切断死体、病原体を媒介するヒル、人食いネズミ。厚生労働省の降旗一郎、国立感染症研究所の博士・都築裕らが解明に走るが、事態は人類の敵と化した生物対人間の「絶滅」をかけた戦いへと急展開する。文明の弱点と盲点を突く独特の"安生ワールド"全開の力作。

「生存者ゼロ」「ゼロの迎撃」「ゼロの激震」のゼロシリーズ。そして「Tの衝撃」に続いてこの「レッドリスト」。安生正氏の作品は、理系頭脳と都市構造や大災害・気象など工学的知見によって緻密に骨格が形成されている。今回は大都市の地下構造と進化論だ。文明の発展は脆弱性をはらむが、それを根底的に問い、自然に対する謙虚さをもつことの重要性を突きつける。東京ほど地下に地下街、地下鉄、放水路、共同溝等が高度に張りめぐらされた都市は世界にない。

プロフィール

太田あきひろ

太田あきひろ(昭宏)
昭和20年10月6日、愛知県生まれ。京都大学大学院修士課程修了、元国会担当政治記者、京大時代は相撲部主将。

93年に衆議院議員当選以来、衆議院予算委・商工委・建設委・議院運営委の各理事、教育改革国民会議オブザーバー等を歴任。前公明党代表、前党全国議員団会議議長、元国土交通大臣、元水循環政策担当大臣。

現在、党常任顧問。

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