新・日本の階級社会.jpg

日本が「格差社会」から「新しい階級社会」になったことを、社会学者の研究グループが10年ごとに行う「社会階層と社会移動全国調査(SSM調査)(最新は2015年)」と「2016年首都圏調査データ(橋本氏中心の研究グループ)」等で分析、解説する。日本社会は、資本家階級・新中間階級・労働者階級と旧中間階級の4階級構造から成り立っていたが、労働者階級の内部に巨大な分断線が入り、900万人を超える「アンダークラス」という「新しい階級」を含む5階級構造へと転換したという。正規労働者・非正規労働者の深刻な分断線だ。

「分解した"中流"」「現代日本の階級構造」「アンダークラスと新しい階級社会」「階級は固定化しているか」「女たちの階級社会」「格差をめぐる対立の構図」等を調査データに基づいて分析する。そして格差縮小のためには、「格差拡大の事実認識」「自己責任論の打破」「所得再分配の支持」の重要性を説く。5つの階級のなかで最も貧困等の窮状にあるアンダークラスを救い、格差社会の克服に注力せよという。

プロフィール

太田あきひろ

太田あきひろ(昭宏)
昭和20年10月6日、愛知県生まれ。京都大学大学院修士課程修了、元国会担当政治記者、京大時代は相撲部主将。

93年に衆議院議員当選以来、衆議院予算委・商工委・建設委・議院運営委の各理事、教育改革国民会議オブザーバー等を歴任。前公明党代表、前党全国議員団会議議長、元国土交通大臣、元水循環政策担当大臣。

現在、党常任顧問。

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