未来の年表2.jpg前著「未来の年表」は、少子高齢社会にあって西暦何年に何が起きるかを「人口減少カレンダー」を作成して俯瞰した。統計は、データのとり方によって異なるものだが、前提も含めて相当綿密に分析してカレンダーに仕上げる力業に感心した。今回は違う。人口減少・少子高齢化が人々の暮らしにどのような形で降りかかってくるかを、生活に即して明らかにしている。そして、あわせて「今からでも始められる対策」を提示した。

焦点は、「高齢者の高齢化」「独り暮らしの貧しい高齢者」の急増、女性高齢者の増加だ。しかも年間出生数は100万人を切ったのに比し、死亡数は134万人(2017年)。2040年頃には167万人に及ぶ予測だという。「あなたの住まいで起きること(家庭内事故の増大、大都市のマンションの廃墟化・スラム化)」「あなたの家族に起きること(8050問題、貧乏定年)」「あなたの仕事で起きること(中小企業の後継者不足、親が亡くなると地方銀行がなくなる)」「あなたの暮らしに起きること(人手不足、商品が届かなくなる、灯油難民)」「女性に起きること(定年女子が"再就職難民"に、高齢女性の万引き問題)」・・・・・・。

戦略的にどう縮むか、そして人口減少・少子高齢社会、AI・IoT・BT・ロボットの急進展、エネルギー・地球環境問題の3つの構造的変化にどう立ち向かうか。

プロフィール

太田あきひろ

太田あきひろ(昭宏)
昭和20年10月6日、愛知県生まれ。京都大学大学院修士課程修了、元国会担当政治記者、京大時代は相撲部主将。

93年に衆議院議員当選以来、衆議院予算委・商工委・建設委・議院運営委の各理事、教育改革国民会議オブザーバー等を歴任。前公明党代表、前党全国議員団会議議長、元国土交通大臣、元水循環政策担当大臣。

現在、党常任顧問。

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