フランス人の性.jpg副題は「なぜ『#MeToo』への反対が起きたのか」。これまで口を噤んでいた女性たちが男性のセクハラ、レイプを名指しで糾弾するようになったムーブメントだが、フランスではカトリーヌ・ドヌーブら100人の女性が反対声明を発表した。いったい何故。フランスでは「性」についてどう考えているのか。フランス在住の女性ジャーナリスト、外国人ママンである著者が報告する。

「フランス人は8歳から性教育をする」「"不倫はモラルに反しない"という最高裁判決(不倫に寛容な国)」「ママ友に共通するのは、性について、誠意をこめて、言葉を尽くして子どもと話す努力をしていること」「パリ五月革命とエイズがセックスを変えた」「個人のプライバシーが保障され、カップル生活は会社の介入するところではない」「禁欲的なピューリタンが建国の礎を築いたアメリカ生まれの"セクハラ"の定義」「米仏二国間での性意識の違いが浮き彫りになった"ストロスカーン事件"」「恋愛をモラルで断罪しないフランス人(プライバシーについて他人がとやかく言うことではない)」「大統領にお金のスキャンダルがあれば失脚だが、恋愛スキャンダルには寛容」「フランスのカップルの生活はシビアで、その関係には緊張したエロスがある」・・・・・・。

そして「グレーソーンはグレーだからこそ、各人が自分とパートナーに対して責任を持って行動すれば自由な領域にもなり得る。その『自由』は私たちが、権力や体制と戦って獲得したものなのだから、とことん大切にしたいと思う」という。

プロフィール

太田あきひろ

太田あきひろ(昭宏)
昭和20年10月6日、愛知県生まれ。京都大学大学院修士課程修了、元国会担当政治記者、京大時代は相撲部主将。

93年に衆議院議員当選以来、衆議院予算委・商工委・建設委・議院運営委の各理事、教育改革国民会議オブザーバー等を歴任。前公明党代表、前党全国議員団会議議長、元国土交通大臣、元水循環政策担当大臣。

現在、党常任顧問。

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