「傅益瑶が描く日本の祭り絵展」オープニングセレモニーが8日、池袋の東京芸術劇場で開催されました。傅益瑶(フ エキヨウ)画伯は、中国南京で中国近代画檀の巨匠・傅抱石の第五子として生まれました。南京師範大学卒業後、1980年中国教育部派遣国費留学生として創価大学に留学。武蔵野美術大学大学院、東京芸術大学では平山郁夫研究室で日本画、仏教美術等を学んできた人です。日本の伝統的な祭りや伝統芸能に魅せられ、独特な画法で"祭り絵"を描き話題を呼び、注目されています。
今回の展示された作品は約100点。「京都祇園祭り」「徳島市阿波おどり」「三社祭」「青森ねぶた祭」「御柱祭」「相馬野馬追」等、傅益瑶画伯がおよそ30年にわたって日本各地の祭りに参加しながら描いてきたもの。祭りがいきいきと表現され、大勢の参加者の表情が全部異なり、熱気溢れる魅力の絵画展に感動しました。
私は、「傅益瑶画伯が、日本全国を回って、その熱気を絵画として表現している。素晴らしい。祭りは日本各地の民衆文化だ。日中の交流も、首脳交流や経済交流だけでなく、それ以上に、文化・芸術・スポーツの交流を盛んにしていくことが重要と私は常に言ってきたが、まさにそれを実践・展開してくれている」などと挨拶しました。
なお、展示は17日までです。