様々な避難者に配慮した避難所運営を考える――。8日、「北区堀船地区避難所運営の図上訓練」が行われ、参加。きわめて実践的で重要な訓練だと実感しました。
大災害のたびに膨大な避難者が発生、学校等の避難所では「避難者が夜中にも集中し、ドアやガラスが破壊されたり、負傷者や遺体が運ばれたり、救援物資が届いても置く場所や配るルールが定まっておらず、大混乱をきたした」「ストレスがたまり、避難者同士の衝突が起きた」「水洗トイレが使えず処理に困った」「水を求めて1時間以上も並んで待った」など、大変な事例が次々と起こってきたのが現状。避難所設備等の配置、利用計画の作成、避難所のルールや方針が決まっているかどうかが重要です。しかも避難所は、近隣の在宅避難者(在宅被災者)の物資をはじめとする連携拠点、支援拠点でもあります。
また全て行政でできず、地域でのルールある助け合いを生かした運営が不可欠となります。この日は、こうしたことに対しての実践的な訓練が行われました。夜には大型台風15号の関東への襲来もあり、きわめて重要な訓練となりました。