夫のトリセツ.jpg「妻のトリセツ」の第二弾。男性脳と女性脳がテーマだが、「この本は『この人と一生を生きる』と決心した女性のために書いた。・・・・・海に出るなら羅針盤が要る。結婚に乗り出すなら、妻には『夫のトリセツ』、夫には『妻のトリセツ』が要る。私から見ると男女脳のありようを知らずに結婚するなんて、羅針盤なしに素人が深夜に大海に乗り出すようなものだ。命知らず」という。「男女の脳の認識フレームが絶望的にすれ違っている」ことを指摘する。

「長らく狩りをしてきた男性脳は、『遠く』を見て、とっさに問題点を指摘し合い『ゴール』へ急ぐようにチューニングされている。目の前の人の気持ちや体調の変化に鈍感で、優しいことばも言わず、いきなり相手の欠点を衝いてくる」「問題解決を急ぐ、結論を急ぐ男性脳と、経緯を語りたがる、共感してほしい女性脳」「男性脳は定番に忠実、約束を守るのが彼らの愛だ。気を利かせて察して優しくね、というのが難しいのだ」「男性脳はおしゃべりが苦手。男性脳の緊張を解くためには、安寧な沈黙が必要不可欠。おしゃべりにストレスを感じる男性脳だから、べらべらしゃべり続ける女性の好感度は低い」「男性脳はゴールはどこか(どこを狙うか)を常に探っている。結論のわからない話に耐性が低く疲弊する」「"夫は気が利かない"は濡れ衣。妻の所作をうまく認知できていない」・・・・・・。

「男性脳は、身体拡張感覚が強い。車や道具を、自分の身体の一部のように扱う感覚が鮮明。妻や母親を手下のように扱うにはそうしたわけがある。だから褒めないし、お礼も言わないのだ。妻は"なんでもしてあげたい"病に気をつけて」「男性脳には、空間を把握する習性が刷り込まれている。レストランでは女性を壁際に座らせること。男性が壁を背にして座ると店全体を眺めてしまう」・・・・・・。

「私の話を聞いていない」「話が通じない」「気が利かない」「思いやりがない」といわれる訳だが、「私は、男性脳にも大いに同情している」「21世紀、男はつらいよね」という。

プロフィール

太田あきひろ

太田あきひろ(昭宏)
昭和20年10月6日、愛知県生まれ。京都大学大学院修士課程修了、元国会担当政治記者、京大時代は相撲部主将。

93年に衆議院議員当選以来、衆議院予算委・商工委・建設委・議院運営委の各理事、教育改革国民会議オブザーバー等を歴任。前公明党代表、前党全国議員団会議議長、元国土交通大臣、元水循環政策担当大臣。

現在、党常任顧問。

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