失礼な日本語.jpgこれは読んでおいた方がいいし、面白い。「言葉を使う」職業でもある政治家にとって、「間違った言葉」は命取りになる。また、意図を伝える、簡潔で適切な言葉遣いをすることは必須だ。「文字を大切にしないと、文字に報復される」「言葉を大切にしないと、報復される」のだ。

誤った言葉遣いが、あふれている。国会の論戦でも、集会の挨拶等でも、日常の会話でも。「慎んで哀悼(本当は謹んで哀悼、慎んでは『控えめに』)」「ご静聴(ご清聴)」「○○国、御遺族の皆様に対し、ご冥福(国民皆が亡くなったことになる)」「集まっていただいた皆さん(集まってくださった)、御利用いただく(御利用くださる、利用するのは相手側や第三者だから尊敬語のくださる)→尊敬語と謙譲語と丁寧語の使い分けが大切」「いただくの氾濫」「てんで異なる鍛治と鍛冶、太田と大田、斉藤と斎藤、常盤と常磐、蜜と密(蜜柑、壇蜜)」「いわゆる差別表現(・・・・・・ら、・・・・・・難民の乱用、未亡人、なんか、くんだり)」・・・・・・。

若者言葉や間違い・・・・・・。「ちがくない」「すごい多い」「温めますか? 結構です(断りの言葉)」「ビシッと、ドキッと(ボーっと生きてんじゃねーよ!は、本当はボウッと)」「人間ドック(グではない)、バドミントン(トではない)など、正しくはアタッシェケース、アボカド、ギプス、キューピッド、デッドヒート、犠牲バント」「味わわせる(味わうが基本形だから味あわせるではない)」「『ら抜き』の見れた、出れる、食べれない、来れますか(本来は見られた、出られる、食べられない、来られますか)」「一同が集まる、一堂に集まる、活を入れる(喝ではない)、肝に銘じる(命ではない)」・・・・・・。

最後に誤解必至の失礼ワード20選が解説される。「当たり年」「いさめる」「いやが上にも」「汚名挽回?」「枯れ木も山のにぎわい」「棹さす」「さわり」「進言」「世間ずれ」「壮絶」「他山の石」「追撃」「煮詰まる」「抜け目がない」「破天荒」「はなむけ」「ひそみに倣う」「妙齢」「役不足」「やぶさかでない」。いい時に使う言葉、褒めるときの言葉と、そうでない時の言葉など、また尊敬語と謙譲語の難しさなどを踏まえて言葉を正確、適切に使う大切さが伝わってくる。岩佐義樹さんは毎日新聞社校閲センター前部長。

プロフィール

太田あきひろ

太田あきひろ(昭宏)
昭和20年10月6日、愛知県生まれ。京都大学大学院修士課程修了、元国会担当政治記者、京大時代は相撲部主将。

93年に衆議院議員当選以来、衆議院予算委・商工委・建設委・議院運営委の各理事、教育改革国民会議オブザーバー等を歴任、公明党前代表。元国土交通大臣、元水循環担当大臣。

現在、衆議院議員、党全国議員団会議議長、東京第12総支部長、首都直下地震対策本部総合本部長、現代中国研究会顧問など。

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