「なぜ自律神経の名医は超こってりラーメンを食べ続けても健康なのか?」という副題が付いているが、それは「正しいリカバリーの方法」を知っているから。自律神経は「交感神経」と「副交感神経」から成るが、両者がバランスの良い状態にあることが大切。「深酒をした翌朝のリカバリー」「怒った後のリカバリー」「余裕をもって何事も生きる」「許す解決法(ゆったりとした気持ち)」「自律神経や腸を整える」などのヘルス・リテラシーを具体的に示す。
「朝食は自律神経にとって重要。まず起き抜け一杯の水(胃腸が刺激され、自律神経がオンモード)。バナナ一本(カロリーと食物繊維)。リラックス効果のある副交感神経が高まり、血流も良くなる」「理不尽に叱られるなどの対人ストレス――怒りは自律神経を乱す。反論せず、深呼吸」「精神的ストレス、メンタルヘルスの不調――便秘や下痢の腸内環境を変える。発酵食品と食物繊維(ヨーグルト、納豆、海藻や野菜・果物)」「運動不足は筋肉の硬直・うっ血を起こす。適度なウォーキング。夜ゆっくり歩く」「肉好きな人に長寿が多い。動物性食品の良質なタンパク質が自律神経の働きを高めている。その脂肪対策に野菜・果物・ナッツを」「飲酒・深酒は、肝臓の分解・解毒プロセスで水分が消費されて、脱水が進む。お酒1杯に水も1杯を」「焦りや緊張で自律神経は乱れる。30分前行動、時間的余裕を」「夫婦喧嘩には、沈黙や階段の上り下り、とくに皿洗いを」「休日も平日と同じように起床から1日の基本ペースを崩さない」「運動不足には1分間ストレッチを」「ぬるめのお湯でゆっくりあたたまる」・・・・・・。