危険なビーナス.jpg病院や介護老健施設など手広く事業を行っていた矢神康之助、その莫大な資産を受け継いでいたその長男・康治。それを受け継ぐことになっている直系の孫の明人。康治が病で亡くなろうとしており、矢神一族が集まるが、明人は米国で仕事に忙殺されているという。代わりに現われたのが、明人の妻を名乗る楓という女性だった。ところが彼女は「明人君、行方不明なんです」と父親が異なる義兄の伯朗(旧姓の手嶋に戻った)に助けを求めてくる。伯朗は積極的な楓にぐいぐい引っ張られ、矢神家の遺産と謎、急死した母親・禎子の真実に迫っていくことになる。

よくある名門一族の遺産をめぐるゴタゴタ劇かと思いきや、全く違った展開を見せる。売れない画家であった伯朗の父・一清が最後に描いた不思議な絵。伯朗の母が言った「貴重なものを康治さんから貰っている。貴重すぎて手に余るほどだ」という宝物の正体。サヴァン症候群、フラクタル図形をめぐる康治の研究。一族に秘められた謎の真実とは・・・・・・。

この10月から始まったテレビドラマ「危険なビーナス」。妻夫木聡(伯朗)と吉高由里子(楓)がこの「三十億の遺産をめぐる"危険な"ラブサスペンス」を演ずるが、心理戦が多いので、映像にするのには相当苦労したのではないかと思う。

プロフィール

太田あきひろ

太田あきひろ(昭宏)
昭和20年10月6日、愛知県生まれ。京都大学大学院修士課程修了、元国会担当政治記者、京大時代は相撲部主将。

93年に衆議院議員当選以来、衆議院予算委・商工委・建設委・議院運営委の各理事、教育改革国民会議オブザーバー等を歴任。前公明党代表、前党全国議員団会議議長、元国土交通大臣、元水循環政策担当大臣。

現在、党常任顧問。

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