楽園の烏.jpg資産家の養父の遺言で山を相続した安原はじめ。その遺言書には「どうしてこの山を売ってはならないのか分からない限り、売ってはいけない」と不思議な一言が書かれていた。今時、山を相続してもと思いがちだが、翌日から「売ってくれませんか」と言う者が続いた。さらに「私と一緒に来てくれませんか」「私は幽霊です」という美女が誘いに来て、「あの山は、ある者にとってはまさしく桃源郷のような場所」という。"幽霊"に誘われ、山に入り、トロッコに乗せられて着いた場所は、山内(やまうち)という異界。

猿と八咫烏の大戦から20年――。山内衆を手足として治めていたのは八咫烏一族の博陸侯であった。"慈悲深い人"で「楽園」を築こうとしているというが、今でも猿の残党に襲われるという。山を相続した安原はじめは、その世界の戦いに巻き込まれ、"楽園"の真実に否応なく迫っていく。

八咫烏シリーズの最新作。作者は松本清張賞を受賞した早大大学院博士課程に在籍する若手小説家。

プロフィール

太田あきひろ

太田あきひろ(昭宏)
昭和20年10月6日、愛知県生まれ。京都大学大学院修士課程修了、元国会担当政治記者、京大時代は相撲部主将。

93年に衆議院議員当選以来、衆議院予算委・商工委・建設委・議院運営委の各理事、教育改革国民会議オブザーバー等を歴任。前公明党代表、前党全国議員団会議議長、元国土交通大臣、元水循環政策担当大臣。

現在、党常任顧問。

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