令和の国防.jpg兼原元内閣官房副長官補と岩田・武居・尾上自衛隊元幹部との対談。コロナ禍の世界は、大きな変化を余儀なくされているが、「米中対決」が露わになってくるのもその重要な構図だ。安全保障、経済、環境・エネルギー、テクノロジーなど、各分野において、対決・競争・協調と複雑な様相を呈している。

「安全保障は頭だけではなく肚で考えるものです。・・・・・・国家の生存を自分の問題として考える生存本能が要ります。それが経綸です。そこが覚醒すると、国家間の力関係、軍備、兵站、財力、人口、経済成長、株価、エネルギー安全保障、サイバーセキュリティ、国民保護・・・・・・。国全体の力を出しきるにはどうしたら良いか・・・・・・」「日本では、55年体制下のイデオロギー論争で、この根っこにある軍事に関する常識や国家としての生存本能が、政治・経済エリートから蒸発してしまっている」という。政治は徹底してリアリズムでなくてはならない。「日本の戦略環境」「中国の台頭と日米同盟」「台湾、朝鮮半島、北朝鮮の核ミサイル」「アジアにおける核抑止戦略」「科学技術政策と軍事研究」「防衛産業と企業」「日本の安全保障への提言」「政治家の決断とシビリアンコントロール」など、安全保障を現場の経験を踏まえて語る。

プロフィール

太田あきひろ

太田あきひろ(昭宏)
昭和20年10月6日、愛知県生まれ。京都大学大学院修士課程修了、元国会担当政治記者、京大時代は相撲部主将。

93年に衆議院議員当選以来、衆議院予算委・商工委・建設委・議院運営委の各理事、教育改革国民会議オブザーバー等を歴任。前公明党代表、前党全国議員団会議議長、元国土交通大臣、元水循環政策担当大臣。

現在、党常任顧問。

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