月下のサクラ.jpg東北にある米崎市が舞台――。森口泉巡査は、県警捜査支援分析センターの機動分析係を志望していたが、実技試験に失敗し落胆していた。しかし突如配属が決まる。係長の黒瀬仁人が、泉の鍛え抜かれた記憶力等を評価したということだが、特別扱いの「スペカン(スペシャル捜査官)」とメンバーから揶揄される。事件現場で収集した防犯カメラ映像等のあらゆる情報を解析・プロファイリングし事件に迫る機動分析係。黒瀬以下、5人のメンバーはいずれも個性派ぞろい。ベテランの市場哲也、日下部真一、里見大、春日敏成だ。泉は並外れた記憶力と頑固というほどの粘り強さ、闘争心をもってメンバーに加わっていく。

そんな時、県警の会計課の金庫から約1億円が盗まれるという事件が発覚する。しかもその責任者の会計課長・保科賢吾が、定年前に早期退職希望を出し直前に辞めていたことがわかった。そして殺人事件が・・・・・・。泉が男ばかりの世界で、前に前に突き進んでいく姿。それに引きずられていくようにチームが結束していく様子が心地良い。

プロフィール

太田あきひろ

太田あきひろ(昭宏)
昭和20年10月6日、愛知県生まれ。京都大学大学院修士課程修了、元国会担当政治記者、京大時代は相撲部主将。

93年に衆議院議員当選以来、衆議院予算委・商工委・建設委・議院運営委の各理事、教育改革国民会議オブザーバー等を歴任。前公明党代表、前党全国議員団会議議長、元国土交通大臣、元水循環政策担当大臣。

現在、党常任顧問。

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