新世界秩序と日本の未来.jpg「米中の狭間で日本はどう生きるか」「アメリカを覆う『分断』の歴史的背景、中国の積極的な対外進出の裏側にある『焦り』の正体、そしてこれからの日本の展望」をテーマに、両氏が自由に鋭角的に対談をしている。「バイデンの協調路線と習近平の一帯一路構想、そして安倍総理の自由で開かれたインド太平洋」の底流を抉る。

「アメリカについて考える」――。「トランプが去ってもポスト・トランプの時代は来ない」「連邦派と州権派の対立はコミュニタリアン対リバタリアンの図式。コミュニタリアンは"平等"を重視し、公権力が介入して私権を部分的に制約することで国民の安寧を実現するサンダースやマイケル・サンデル。対する自分のことは自分でやり、公権力の命令に従わない代わりに庇護も求めないリバタリアン、自由を追求する自分ファーストのトランプ等。自分の金を税金でもってゆかれて、誰か知らない貧乏人に再分配されるなど受け入れ難い」「アメリカの最大の魅力は社会的流動性の高さ。根っこにはアメリカン・ドリームがあり、"俺は一人でも戦う"という西部劇はリバタリアン賛美の物語」「台湾、香港、ウイグル等の核心的なことについては米中ともに譲れない」・・・・・・。

「中国について考える」――。「中国はなぜ"人民共和国"か――中国には55の少数民族がいて、その総人口1億2500万人。人種も宗教も言語も漢民族とは違う。日本には少数民族の問題という視点がメディアも含めて出て来ない」「2000年前から中国の辺境は全部ある意味で1国2制度でやってきた」「結局、民族自決ではなく、民族"自治"という名の下で少数民族との共存を謳いながら、抑圧方向に進んできた」「ふたつの"帝国"がぶつかる新疆ウイグル」・・・・・・。

「"新冷戦"の時代に世界はどう動くか」――。「AI軍拡が核を無効化する(現代の兵器のすべてがコンピュータ・システムでコントロールされている)」「地政学から見た"一帯一路"と"自由で開かれたインド太平洋"のインパクト」「米・中・日・韓などとひとつの単体で見るのはやめよう」・・・・・・。そして、「失われた『国家理性』のリアリズム」「ポピュリズム的な世論形成が『国家理性』のリアリズムを曇らせてしまった」「国民感情は国家理性とは対極にあり、威勢のいい話にどうしても流れる」「米中対立の中で日韓は連携できるか。もう一度、日韓合意を実行する大胆な政治的決断を」「政治家は世論を背景にしなけれないけないが、同時に世論に抗ってでも、国益で見据えた国家理性に拠る政策を身を挺して断行すべき」「コロナ禍を通じて、日本が中規模国家構想に向けて動き始める出発点に」という。

プロフィール

太田あきひろ

太田あきひろ(昭宏)
昭和20年10月6日、愛知県生まれ。京都大学大学院修士課程修了、元国会担当政治記者、京大時代は相撲部主将。

93年に衆議院議員当選以来、衆議院予算委・商工委・建設委・議院運営委の各理事、教育改革国民会議オブザーバー等を歴任、公明党前代表。元国土交通大臣、元水循環担当大臣。

現在、衆議院議員、党全国議員団会議議長、東京第12総支部長、首都直下地震対策本部総合本部長、現代中国研究会顧問など。

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