10月7日午前、仙台市に行き、「復興加速化会議」を行いました。3月3日に続き第2回目です。村井嘉浩宮城県知事のほか岩手県、福島県、仙台市の代表者と、建設業協会や日本建設業連合会など地元の建設業団体、生コンやセメントなど資材関係団体の代表者に集まっていただき、直接現場の状況を聞きました。焦点となるのは、入札不調や資材不足の状況、災害公営住宅やまちづくりの進行状況です。
「入札不調は、労務単価の引き上げもあって昨年よりも減少し、再発注によりほぼ契約できている」「生コンは、民間プラントの増強や国と宮城県が公共プラント建設を決めたため、改善方向に向かっている」「災害公営住宅は、ほぼ工程表どおりに進んでいるが、市町村によってまだら模様になっている。遅れている地域は、用地取得に原因がある」などの意見がありました。
それらの声を受けて、国が作る生コンプラントを来年9月に稼働させること、用地職員を自治体に定期的に派遣すること、事業の発注見通しを早めに示すことを、会議の場で私から示し、具体的に進めていくことにしました。隘路打開のために、自治体と業者が連携することが大事です。災害公営住宅について、関係者の情報連絡会議を行うことも決めました。
午後は、福島県相馬市の新しい市民会館の落成式に出席しました。外観は白壁と黒瓦の和風。ホールは木材を重視し、音響もすばらしく、相馬の復興の一つの節目となるシンボルです。立谷秀清市長をはじめ市民の皆さんの喜びが広がりました。
「復興の実感」を目指し、しっかり頑張ります。