○に近い△を生きる.JPG「正論」や「正解」にだまされるな、と副題にある。もっといえば「正義」を囚われるとか、「ねばならない」と考えすぎず、どうしたら「別解」にたどりつけるか、どうすれば絶望を乗り越えられるか、ということだ。まさに「○と×」ではなく、「どう乗り越えるか」という別解だ。

政治でも「現場を基軸に△を探す」ということになる。鎌田さんの「がんばらない」をはじめとして多くの書に接し、感銘してきた。私は「頑張るが無理しない」と走りすぎを戒めてきたが、鎌田さんは「がんばらない」けど「あきらめない」だ。「自由」「とらわれない」「"がんばらない"けどあきらめない」「○か×かで生きるのはもうやめよう。もっと自由で創作的な別解、○に近い△を見つけよう」――具体的な例が数多く紹介されている。

自身が大変なことも乗り越えてたどり着いた「境地」「境涯」の世界だと思う。

プロフィール

太田あきひろ

太田あきひろ(昭宏)
昭和20年10月6日、愛知県生まれ。京都大学大学院修士課程修了、元国会担当政治記者、京大時代は相撲部主将。

93年に衆議院議員当選以来、衆議院予算委・商工委・建設委・議院運営委の各理事、教育改革国民会議オブザーバー等を歴任。前公明党代表、前党全国議員団会議議長、元国土交通大臣、元水循環政策担当大臣。

現在、党常任顧問。

太田あきひろホームページへ

カテゴリ一覧

最新記事一覧

月別アーカイブ

上へ