17日、ベトナムのチュオン・タン・サン国家主席が来日し、宮中晩餐会など、国賓としての諸行事が行われました。また、国家主席に同行し来日したディン・ラー・タン交通運輸大臣が、国土交通省を訪れ、会談をしました。タン大臣とは、昨年9月に東京で開催されたAPEC交通大臣会合、同月の私のベトナム訪問、昨年暮れの日・ASEAN40周年特別首脳会談ガラディナー、今回と半年の間に4回目の会談となります。
ベトナムでは、日本との貿易額が増大しており、特にインフラ輸出が進んでいます。具体的なインフラプロジェクトとしては、ハノイ・ホーチミンを結ぶ高速道路や高速鉄道、ハノイ近郊のラックフェン港、ホーチミン近郊のロンタイン新国際空港、ハノイ市内のニャッタン橋(日越友好橋)の整備などが進展しています。タン大臣との会談では、各プロジェクトの具体的な進捗状況を確認したほか、「地方は川を渡ることに苦労している。橋の建設を進めたい。協力して欲しい」などの要請も受けました。
ベトナムとの協力関係の強化が進んでいます。