脳力のレッスン2.jpg脱9.11への視座と表題にあるとおり、9.11後の世界の劇的な変化。まさに脳力(物事の本質を考え抜く力)でそれを見る時に、日本がいかにズルズルと対応のみに終始し、理念もなく、時代を見抜く力もなく、漂流してしまっているかを描いている。大局観をみず、そして現実の変化を如実知見できずして、どうしてこの時代の、そして日本のカジ取りができようかという問いかけだ。


「脱9.11の時代を誤るな」「ベルサイユ講和会議の示唆するもの」「吉野作造と渋沢栄一」「核を保有せず、平和主義に徹し、武力をもって紛争解決をしない国としてのメッセージを発せよ。理念こそ現実的な戦略的時代が来ている」「力こそ正義ではなく、国際協調と国際法理を求める全員参加型秩序に向かう世界が始まっている」「分配に対して神経質になり始めた都市サラリーマンが既得権益を拒絶する心理をもった」「滅私奉公の時代を否定して成立した戦後社会に生きたために、公共とか社会に関わることにためらいを感じて育ってきた団塊の世代。
そこには経済主義と私生活主義への埋没がある」――思考停止を打ち破るには、理念と未来志向と責任、そうした強い意志が不可欠。 

プロフィール

太田あきひろ

太田あきひろ(昭宏)
昭和20年10月6日、愛知県生まれ。京都大学大学院修士課程修了、元国会担当政治記者、京大時代は相撲部主将。

93年に衆議院議員当選以来、衆議院予算委・商工委・建設委・議院運営委の各理事、教育改革国民会議オブザーバー等を歴任。前公明党代表、前党全国議員団会議議長、元国土交通大臣、元水循環政策担当大臣。

現在、党常任顧問。

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