太田あきひろです。
原油高騰、物価高が庶民の生活や中小企業を直撃しています。緊急対策を急がなければなりません。公明党は今、生活防衛、中小企業支援に全力をあげています。同時に、失ってはならないのは構造改革の視点です。
原油の高騰は、これから原油需要が急増すると見た世界の投機マネーが一気に入るということに起因するものですが、まさに世界の構造変化がそこにあります。このエネルギー危機に対して、低炭素社会、エコ社会に大きくカジを切ることこそ大事なことです。
物価高は原油高とともに、世界の食糧危機を背景にしています。これには自給率の低い日本の農業をどうするか、という視点が大切です。23日に私は、常陸太田市の遊休農地(耕作放棄地)の再生現場を視察。定年退職者の方々が農業生産法人を立ち上げ、耕作放棄地を活用して、有名ブランド「常陸秋そば」などを生産している状況を見てきました。耕作放棄地が今、日本では38.6万haもあり、そのためには借りやすく、貸しやすくするなどを含めた農地法の改正が必要。フルに減反の土地も耕作放棄地も活用できるようにすることが大切で、地産地消なども含め、力を注いでいきます。