日本の経済.jpgしっかりした本である。まさに、歴史・現状・論点を整理して、主義やレッテル張りを排除して、徹底的に冷静に分析してくれる。アメリカ標準を安易に前提とする議論にも、日本異質論にも(日本だけでなく他国にもある)、また1940年体制についても、システムが固定化したというより、特有の仕組みが「選択されつづけ」たといい、警鐘を鳴らす。大蔵省の均衡財政主義は職業的使命感として是認したうえで、"角を矯めて牛を殺す"という経済の萎縮をもたらさないようにと懸念も示す。

実需ではなく、投機需要が経済を撹乱し、時に破壊することも、これまでの歴史のなかに学んできたとある。

さあ、日本の今と今後、市場主義、小さな政府、アメリカ・モデルでなく「合理的な助け合いのネットワーク」「能力に応じた負担、必要に応じた受益」「権限と責任の明確化」など、社会を組み換える原則をしっかりと提起する。

プロフィール

太田あきひろ

太田あきひろ(昭宏)
昭和20年10月6日、愛知県生まれ。京都大学大学院修士課程修了、元国会担当政治記者、京大時代は相撲部主将。

93年に衆議院議員当選以来、衆議院予算委・商工委・建設委・議院運営委の各理事、教育改革国民会議オブザーバー等を歴任、公明党前代表。元国土交通大臣、元水循環担当大臣。

現在、衆議院議員、党全国議員団会議議長、東京第12総支部長、首都直下地震対策本部総合本部長、現代中国研究会顧問など。

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